● 水草水槽
1 スポンジフィルター使用の場合
ポットを使ったり大きめの植木鉢を底に沈めてそこに水草を植えてやるという方法をとればスポンジフィルターが使えます。その他にも底砂を使わないで水草を育てる方法があります。それは流木に植え付けるやり方です。(木綿糸などで縛ってやるとそのうち根がつきます)例えばウイローモス、ミクロソリューム、アヌビアス ナナなどがそうです。或いは流木に根がつかないものでも流木の割れ目とか穴などに固定してやれば可能となります。水草の場合、根が砂の中に必ずしも入っていなければならないということはありませんので、固定さえできれば大丈夫です。
2 底面フィルター使用の場合
炭酸ガスを添加する本格的な水草水槽の場合は、炭酸ガスが逃げにくい構造になっている外部式フィルターが最適なのですが、魚と一緒に水草もちょっと楽しむ程度なら底面フィルターが最適です。先ず底砂の選び方ですが、pH上昇の原因となるサンゴや貝殻の入っていないものが最適です。南国砂を買うとどうしてもサンゴや貝殻が入っていますので、私は硝酸を使ってそれらの炭酸カルシュウムを含んだ物質を溶かしてから使っていました。しかし最近はそういったものを全く含んでいない砂を売っていますのでそれを買った方がいいと思います。
底面フィルターは普通エアーポンプを使って水を循環させますが、それでは少し弱いので直接モーターの力を使って水がよく通るようにした方がいいと思います。例えば水中ポンプやパワーフィルターに連結してやる方法がありますが、これは少し高くつくので私のやっている方法は、上部ろ過用の替えポンプを買ってきて底面フィルターのパイプに短く切ったホースでつないでやります。右下の写真がそれですが、こうすれば水がよく通りますので水草もよく育ちます。この方法でハイグロフィラを育てましたところ、2ヶ月も経たないうちに60cm水槽がハイグロで一杯になった程です。(そのとき肥料も炭酸ガスも添加せず、ただ12匹位の魚を同居させているだけでした。)
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3 水草水槽の水質
水草によって適した水質は違うのですが、殆どの種類がpH6〜6.5位の軟水にしてやれば元気に育ちますので、水道水が弱アルカリ性の場合は硝酸を使ってpH6〜6.5位に下げてやります。この時炭酸硬度は0になり、総硬度は元のままですが殆ど問題はないようです。しかしながら硝酸を入れることにより生成される硝酸塩は殆ど無害なのですが余りにも多くなりすぎますとある種の水草には害を与えるかも知れません。私の場合はまだそういう経験はないのですが。
4 炭酸ガス
植物は全て光があたっている間は炭酸ガスを吸収して光合成を行い成長していきますので、炭酸ガスが水中にないと育たないのですが、魚と一緒に水草も楽しむといった程度でしたら炭酸ガスの添加をとくにやらなくても、もともと水道水には炭酸ガスが含まれていますし、それが減ってきても魚の呼吸とか、水草自身も光りのあたっていない間は炭酸ガスを出しますし、又、水面を動かすことにより外からも少しは入ってくると思われますので、水中には常にある程度は炭酸ガスが存在しているのではないでしょうか。したがって、ゆっくりかも知れませんが成長はしますので大丈夫です。しかしながら本格的な水草水槽を作る場合は添加が必要になります。
5 肥料
魚を殆ど入れていない場合は肥料の添加は絶対に必要ですが、ある程度魚を入れている場合は魚の糞が肥料になりますので大量の水草でない限り必要ないと思います。
6 苔
水槽内ではどうしても苔がガラス面或いは水草の葉っぱについてしまいます。ガラス面の場合は苔とり用のスポンジでとれる苔はとりますが、頑固な緑色の苔はかみそりの刃とか、ステンレス等でできた20CM位のものさしがありますが、そういうものも使えます。葉っぱの苔はいちいち手でとってやるのも面倒ですので、巻貝やプレコ類或いはオトシンクルス アフィニス等を入れてやります。巻貝(レッドラムズホーン)の場合、水草を買うとチビ助がよくついてきますのでそれを利用すればいいのですが、どんどん増えますと柔らかい葉っぱは被害を被りますので気を付けて下さい。(オトシンを入れてますと巻貝の卵を食べてくれるそうです)しかしながらそんなに柔らかくはない葉っぱ、例えばアヌビアス等はこの巻貝をいれてますと葉に穴があくこともなく美しく仕上げてくれます。更にガラス面の苔も”まあこれ位ならいいか”という程度は食べてくれます。次にプレコを入れる場合ですが、プレコの中ではサッカープレコが一番安いということでついつい買ってしまいますが、こいつはかなり大きくなりますので覚悟のほどを。又アルジーイーターもよく苔取りに使われますが、これも小さいうちはいい働きをしますがそのうち水草の新芽を食べたり、のんびりタイプの魚に吸い付いたりと、ワルに変身することもあります。
苔退治で最も有名なのは何と言ってもヤマトヌマエビです。しかしながらガラスや葉っぱにこびりついた苔を本当にこのエビがとってくれるのだろうか?或いは苔ではなく藻を食べるだけなのではとずっと疑問に思っていたのですが、先日ついに現場を押さえました。本当にあのハサミで苔をはがして食べるんですね〜。こちょこちょ、こちょこちょやってました。
7 藻
ノリ状藻やアオミドロ等に悩まされるという話しをよく聞きますが、原因は殆どがろ過にあると思います。例えばいつも私が行っています方法、すなわち底面ろ過の場合のモーターポンプに連結する方法ですと、砂の中に発生します優秀なバクテリアがしっかりとろ過してくれますし、そのうえ少し強めの流れもありますので、この方法を使うようになってからは今のところ藻に悩まされたことがありません。
最後に藻類の繁殖抑止剤を使った時の効果ですが、成る程効果はあります。しかしながら、その時水槽にはアヌビアスナナを30本位植えていたのですが、繁殖抑止剤を入れてからはナナに新しい葉っぱが全く出てこなくなりました。
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