魚の病気-2

魚の病気に関してもう少し詳しく書いてみます。

購入した熱帯魚に発生する病気で一番多いのはやはり白点病ですのでこれについてもう少し書かせて貰いますと、この病気はイクチオなんとかという繊毛虫(イクちゃんとよぶことにします)の寄生によるものだそうでして、このイクちゃんが魚の皮膚に付着して白い点のようになるのですが、寄生して成長し、親になると魚体から離れこれが2000ものイクちゃん幼生に変身するという空恐ろしい話しです。このイクちゃん幼生が再び魚について、このサイクルをくり返すことになります。このサイクルが25℃前後で8〜10日だそうです。

魚体についている間は薬ではなかなか退治できませんので、魚体から離れてイクちゃん幼生に変身し浮遊している時に殺すことになります。ということは白点が消えてからもしばらくは薬を入れた状態にしておいた方がいいということになります。又、白点が出た時に温度を上げてやるとイクちゃん幼生は高温に弱いので効果的ですし、サイクルも速くなりますので薬を入れた期間が短くて済みます。水温が急に下がると白点病が出やすいと言われるのは低めの温度の方がイクちゃん幼生は活発になるからだと思います。

次は尾グサレ病(ヒレグサレ病)、エラグサレ病口グサレ病ですがこれらは全てカラムナリス菌(愛称カラムーチョンにします)によって発生するそうですが、初期のうちにうまく治療できないと病気が進んでからではなかなか回復せず、死に至るケースが多いようです。一匹の病気治療にこだわって他の魚全部にまで感染させてしまっては大変ですので、回復は難しいと思ったら、高価な魚は別として素早く処分して浮遊している菌の殺菌とか、或いは水替えで雑菌を減らしてやる等の方が得策だと思います。

エロモナス菌(エロクンと命名します)によって起こる病気に穴アキ病松カサ病がありますが、このエロクン退治にはパラザンが大変よく効きます。店をやってた頃、リュウキンが穴アキ病になりまして、骨が見えそうな位肉がえぐれていたのですが、パラザン投与により治ったようで肉も再生し、うろこは少し変になりましたが、元気になったのを覚えています。しかしながら松カサ病も何回か経験があるのですが、この病気は本当に治りにくく、早めにパラザンを入れると治る時もありますが、少しでも遅れるとなかなか治らず死に至るケースが多いようです。

ところでカラムーチョンによって起こる尾グサレ病等の治療にはグリーンFゴールドがよく使われますが、更にパラザンも入れてやると治る率も上がるようです。

次に浮き袋病というのがありますが、これは水面に腹を上にして浮いてしまい正常に泳げなくなる病気でして、水中の酸素や窒素ガスが多くなりすぎた時に起こるとされていますが、そんなことを言われても私にはピンときません。水替えをしたところ治ったこともありましたが、普通はまず治らないようです。

その他ではネオン病というのがありますが、私もこれはよく経験しました。初めの頃は病気だとは分かりませんでして、ただ水質の問題かと思いpHを下げたりしていたのですが、そのうち病気だと分かりパラザンを使うことでかなり防ぐことができました。

寄生虫の被害というのもあります。例えばイカリムシウオジラミ(チョウ)ですが、寄生されてた金魚を知らずに熱帯魚の水槽に入れた時に被害にあいますが、これは病気ではないといっても放っておくと体力が弱ってきますので取り除いてやらないといけません。とりあえずピンセットで取ってやりますが、大抵もうすでに繁殖していますので又つきます。そこで薬の投与になるのですが、これら寄生虫は普通金魚や錦鯉に見られるものなので、駆虫薬はかなり強烈です。例えば一番よく使われるのがリフィッシュですがこれを金魚に対して使用するのと同じ量を熱帯魚に投与しますと大変なことになります。弱い魚ですと死んでしまいますので必ず規定量の半分以下にして下さい。

又、寄生虫で思い出したのですが、順調に成長していたエンゼルの尻の穴から突然糸ミミズのような(少し太めですが)寄生虫らしきものが顔をのぞかせてることが何回かありました。これはやはり寄生虫だと思われますが、ディスカスにも時々見られるようです。薬はホルマリンとかマゾテンを使いますがやはり量には注意して下さい。しかしながら実際はなかなか退治できないようでして、私はそういう場合人間用の寄生虫駆除薬(コンバントリンという名称だったと思いますが)を使ってたこともあります。

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