硬度

常に水の中で生活している魚達にとって、水質特に硬度は非常に重要です。もしも適応範囲外の値ですと死んでしまう場合だってあります。そこで凡人の私が理解しています範囲内でちょっと書いてみたいと思います。

炭酸硬度(KH)

石鹸がよく泡立つ、あまり泡立たないで知られているのがこの炭酸硬度です。この値が小さければ軟水、大きければ硬水といいます。
この値は水中に溶け込んでいる
炭酸イオン()重炭酸イオン炭酸水素イオン)の量で表されます。
例えば水中に溶け込んだ
炭酸カルシウム(サンゴ砂の成分はこれです)はカルシウムイオン(と炭酸イオン()とに分かれますので、炭酸イオンが増えて炭酸硬度の値は上がります。
実際には、炭酸カルシウム
()は炭酸ガス()と反応して重炭酸カルシウム(炭酸水素カルシウム)となり水中に溶け込んでいきます。

ということは、
水中に炭酸ガスがない場合は炭酸カルシウム等の炭酸塩は水中に溶け込まないので、炭酸硬度の値は上がりません。(炭酸ガスは大抵あるとは思いますけど)
弱酸性の軟水が適した魚の飼育或は繁殖を狙う場合、炭酸硬度の値をできるだけ低くしないとなかなか弱酸性の水は作れません。しかしながら炭酸ガスを入れることで炭酸硬度の値が高くても弱酸性の水を作ることは出来ますが入れ過ぎますと魚にとって非常に危険な水になります。

硫酸硬度

硫酸硬度というのもあります。水に溶け込んでいる硫酸塩(硫酸カルシウム(硫酸マグネシウム()の硫酸イオン(の量で表されます。

総硬度(GH)

総硬度の値は水中のカルシウムイオ(マグネシウムイオン(の量で表されます。それら以外の、例えばナトリウムイオンやカリウムイオン、或いは鉄イオンやマンガンイオン等、いくらあっても総硬度の値には反映されません。

炭酸硬度と総硬度の関係

例えば蒸留水に炭酸カルシウム(、炭酸マグネシウム(硫酸カルシウム()、硫酸マグネシウム()を入れたとしますと、総硬度(カルシウムイオンとマグネシウムイオンの量)は炭酸硬度と硫酸硬度とを加えたものになります。
次に、水道水に重曹(炭酸水素ナトリウム)を入れますと、炭酸水素イオン()とナトリウムイオン()とに分離するので炭酸硬度は上がりますが、総硬度の値は上がりません。
食塩( 塩化ナトリウム)を入れた場合は上記の何れのイオンもないため硬度は全く上がりません。

以上のように私は理解していますので参考になればと思い、ちょっと書いてみました。正確に知りたい方は専門書をお読み下さい。

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