アフリカンシクリッド

1 ペルヴィカクロミス プルケール

この魚は一般的にはペルマトと呼ばれています。アフリカンと言えば弱アルカリ性の水とつい思ってしまいますが、この仲間は弱酸性の軟水に棲息しています。しかしながら仲間のフミルスタエニアータスなどは弱酸性の軟水を非常に好むのに対して、この魚は飼育に関しては弱アルカリ性の水にもすぐ慣れますので大変飼いやすい魚です。繁殖に際しても硝酸でpHを下げてやり、飾りの土管やブロックを入れてやるだけで充分です。その内側に卵を産みつけるとメスがオスを追い出すようになるのでオスを取り出してやればメスがしっかり世話をします。孵化して泳ぎ出した仔魚はすぐにブラインシュリンプの幼生を食べますので本当に楽に採れます。

2 ライオンヘッド シクリッド

私にとって初めてのシクリッドの繁殖がこの魚でした。オスのおでこには大きなコブがありますので(このコブが愛嬌があっていいですねえ)雌雄の区別はすぐにつきます。水質は弱アルカリ性で産卵床はやはり土管やブロックの内側ですので少し多めに入れてやり隠れ家を作ってやります。隠れて産みますのでいつ産んだのか分かりませんがある日突然ちびちゃん達が群れをなして外へ出てきますので(その光景を見ると感動ものです)初めてその時ああ産んでたんだなあと分かります。仔魚の餌はブラインシュリンプの幼生とか糸ミミズのきざんだものです。

この魚もやはり孵化した仔魚が夏場になって突然スライダーになってしまい頭を悩ませてくれたのが今でも思い出されます。(原因はエンゼルの項で書いていますのでそこを見て下さい)

3 ジュリドクロミス マルリエリ

マルリエリはジュリドクロミスの中では大型の部類に入り(10〜15cm)縞模様の派手な魚です。水質はこの仲間全てアルカリ性の硬水が適していますが慣れたら中性の水でもどんどん繁殖するという融通性のある丈夫な魚です。最適の水を作るにはサンゴ砂とか花サンゴとかを入れたくなりますが、それではなかなかアルカリ性の硬水迄にはなりません。まだ石灰岩の方がいいと思いますが、私は炭酸カルシウムの粉末を薬局で買ってきて水に溶かして入れていました。しかしそこまでしなくても弱アルカリ性位で充分だと思います。

この魚もやはり石や飾りを使って隠れ家を作ってやる必要があります。そしてちょっと価格が高めの魚ですが出来たら4〜5匹入れてやると(オスの方が少し大きめですので分かれば1ペア−だけでいいんですが)そのうちペア−を組み他の魚を追い払うようになりますので2匹だけ残して他は取り出します。そのうち仔魚が姿を現すようになりますので、ブラインシュリンプの幼生とか粉餌とかをやります。親はずっと取り出す必要はなく、子供がどんどん増えてビッグファミリーを形成します。

マルリエリより少し小さめでこれまた非常に美しいトランスクリプタスがいますが、これも全く同じ方法で繁殖可能です。

4 ドワーフ エジプシャンマウスブルーダー

オスの婚姻色が美しいこの魚はマウスブルーダーとして昔からよく知られていますが、飼育も繁殖も易しく楽しませてくれるのでお勧めの魚です。水質は中性から弱アルカリ性でよく、底砂を入れてやった方がいいと思います。そうするとオスが砂を少し掘ってメスを誘い産卵開始です。そしていよいよ待ちに待った行動が見られるということですが、私はメスが卵を口に入れている瞬間は見た事がないんです、気がついた時はいつも残念なからすでにほうばった状態なんです。この後オスは取り出してやりますが、残されたメスはこれから2週間位絶食をします。(すごい!母は強し)それから泳ぎだすとやはりブラインシュリンプの幼生を与えます。

まだまだアフリカンには繁殖しやすくて美しいのがいます。それはランプロログス ブリチャージィです。私はチャンスがなかったのですが、アルカリ性の硬水でジュリドクロミスと同じ方法で可能だと思います。これもファミリーを形成する素晴らしい魚です。又、美しいレモンイエローのレレウピィというのがいますが、これは挑戦したのですがだめでした。ペアーをつくるまでじっくりと飼い込んでいかないとだめなようです。

ブリチャージィ

レレウピィ

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