● 始めに
以前熱帯魚の小売店をやりながらいろんな魚の繁殖にチャレンジしてきまして、その時に分かったこと或いは、その後店をやめてから趣味でいろいろとやってみて、再確認したことや新しく分かったこと等を書いていきますので、関心のある方は読んでみて下さい。特に我が家の水道水はpHが高くて繁殖など出来ないよ〜と考えておられる方は是非お読みください。
我が家の水は炭酸塩硬度3、総硬度3〜4の弱アルカリ性なのです。水槽に水を入れエアレーションするとあっという間にpH8を越えてしまいます。そのため店をやり始めた頃は何回か失敗をしてしまいました。問屋の水槽の中では元気に泳いでいたのに自分の店の水槽に入れると2〜3日でバタバタと死んでいく種類があるんです。例えばペンギンテトラ、カーディナル、グリーンネオン、ラミーノーズ、チョコレートグラミー、ブラックアロワナ、アピスト等には本当に悩まされました。
我が家のように水道水が弱アルカリ性の場合に弱酸性を好む魚の飼育或いは繁殖をやるにはやはりピートモスが一番です。買ってきた魚が水に慣れるまでピート水で弱酸性を保ってやり日数をかけ徐々に水道水を加えて弱アルカリ性にしていけばもう我が家の弱アルカリ性の水道水にも完全に慣れてしまい非常に飼いやすい丈夫な魚になります。
★しかしながら弱酸性の軟水を好む魚を飼育する時、いつもピート水を作らなければならないというのは非常に面倒でした。そこで簡単に弱酸性の水が作れるという、pH降下剤(リン酸)を使うようになりましたが、ある日、山田
洋さんの書かれた「熱帯魚ディスカス百科」に出会い、その中に書かれていました“硝酸を使って水道水を弱酸性にする”という記事(現在その本を無くしてしまいましたので確認は出来ませんが)を読みまして、これだ!と思い、以後はこの方法を基本にしていろいろと自分なりに試してみながら20年近くやってきました。
飼育水槽の水が酸性化していく、即ちこなれた水(弱酸性の軟水)になるというのは硝酸バクテリアによりどんどん硝酸ができる為ですので、水道水が弱アルカリ性の場合、新水に硝酸を入れることで、即座に弱酸性の軟水を作ることができるというわけです。
それによって、以後の飼育はもちろん、繁殖も順調にいっています。
水道水が中性から弱酸性の地域の方にこういうやり方をいいますと、批判されることもしばしばあります。しかしながらpHの高い水道水の地域の人間が弱酸性の軟水が適した魚を飼育しようとしますと、本当に苦労しているのです。
★このホームページの水質調整に関する箇所は“我が家の水道水はpHが高くて熱帯魚飼育は難しいなあ”と考えておられる方には参考になるかと思います。

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